片桐功敦 FLOWER NOT FLOWER
FLOWER NOT FLOWER
「空」2010年 オーストラリア タスマニア島
素材: スノードロップ,鯨の骨

FLOWER NOT FLOWER
「凍土の星(一部)」2008年 pantaloon 大阪
素材: 落葉,綿布

FLOWER NOT FLOWER
「kuniumi/mandala」2009年 主水書房 大阪
素材: 霞草,雲龍柳,胡蝶蘭,他多数
器: 久住有生作 左官仕上げ変形花器

gm tenにて11月3日に、いけばな作家・片桐功敦による「FLOWER NOT FLOWER」を行います。
人はなぜ花を切って生けるのか、その根源的な行為を探求し、表現し続けてきた片桐は、花を生ける行為を介し、自身の表現を形にし作品の発表を行ってきました。

今夏、オーストラリア・メルボルンで開催された「内在の風景」展に参加し、北方アボリジニの居住区であるアーネムランドやタスマニア島を旅した経験と、各地で集めた植物をもとに作品を発表をしたばかり。帰国後には、北の地アーネムランドで見た野焼きの火をテーマに「火化花」と題し、金沢21世紀美術館シアター21にていけばなのパフォーマンスを行いました。そして、11月17日からはトキワアートギャラリー (香川県・高松) にて、開催される片桐功敦「賢者の森へ」展を控えています。それは、いけばなを始めるきっかけとなったいけばな作家・中川幸夫氏の足跡を振り返りながら、長年心の片隅に留めてきたイメージを具現化する展覧会ともいえます。
近年発表した作品からオーストラリアで発表した新作、高松での展覧会について、スライドショーをご覧頂きながら話しをして頂きます。また、金沢21世紀美術館シアター21で行ったパフォーマンス時の映像と、それに関連した作品の展示も致します。

是非皆様、1日限りの展示をご覧頂き、そしてtalk & slideshowにご参加下さい。


[日時]2010年11月3日(水・祝)
展示 12:00-20:00 / talk & slideshow 18:30~
[料金]展示: 無料 / talk & slideshow: 500円 (with 1drink)
※ talk & slideshow は事前にご予約ください。
[場所]gm ten
東京都港区麻布十番 4-1-7 三和第二ビル3F
麻布十番駅(大江戸線/南北線)の4番出口を出て左にある「スマイル薬局」前の信号を渡ります。「さわやか信用金庫」と同じ並びにある「やきとん」という飲食店が入ったビルの3階です。
申込方法 :
(1)お名前 (2)予約人数 (3)電話番号を明記の上、
[ info@gmprojects.jp ] までお申し込みください。

片桐 功敦 (かたぎり あつのぶ)
華道家 、主水書房主宰 1973年大阪生まれ。 1998年、大阪府堺市のいけばな流派、花道みささぎ流家元を襲名し現在に至る。
2001年春より毎年、桜一色の展覧会を開催。2005年、堺市にて主水書房を設立。
主水書房では日本家屋の特性を活かした独自の企画展や 出版を展開。アーティストと丁寧に組上げる展覧会や造本に定評がある。2008年、初の作品集「見送り/言葉」を上梓。個性の際立ったいけばなのスタイルは伝統から現代美術的なアプローチまで幅広く、異分野の作 家とのコラボラーションも多数。
片桐の「いけばな」は日本の根源的な植物を通して、「花を生ける」という行為の持つアミニズム的な側面を掘り下げる事に終始している。
http://www.atsunobukatagiri.com